2019/01/27

スタバでフードペアリング

今日は近所のスターバックスでコーヒーセミナーを受講した。
だが、私は昨年すでに計6回、コーヒーセミナーを受講しており、自宅には「カスタマーズコーヒーマスター」の修了証がある。
当時、私は東京のスターバックスを回って修了証を取得した。


六本木ヒルズ


アークヒルズ






写真フォルダでコーヒーセミナーに参加した店舗を調べると、六本木ヒルズ、上野駅、世田谷ビジネススクエア、筑波大学、アークヒルズ。
全てのセミナーがコーヒー好きの私にとって素晴らしい体験となったが、特に、アークヒルズのセミナーが最も素晴らしかった。
その時の講師は、過去にスターバックスのアンバサダー(社内バリスタ選手権の優勝者)になったことがある女性であった。

それ以来、私は、アークヒルズのスターバックスによく立ち寄るようになった。
フラペチーノではなく、本格的なコーヒーを飲むなら、リザーヴの店はおすすめである。
この店は広々としていて、過ごしやすく、また、カウンターで、ハンドドリップのリザーヴコーヒーを入れてもらえるのである。
今もできるかどうかは分からないが、この当時は、レジで会計をするときにバリスタを指名することもできた。
しかし、私が指名するのは、そのアンバサダーの女性ではなく、彼女のセミナーでアシスタントをしていたCさんである。
というのも、私の見立てだと、Cさんは将来のスターバックスのバリスタチャンピオンになるような腕前の持ち主なのである。
セミナーの時、試飲のために作ってくれたコーヒーが非常に美味しかった。
ただ、アークヒルズのスターバックスは混雑しており、私がCさんを指名しても別の男性バリスタが代役として現れることもあった。
まあ、それは仕方がないが、私が女性のバリスタを指名して男性のバリスタが現れた場合、それはちょっと残念ではある。

さて、今日はそんな昔のことを思い出しつつ、半年ぶりのコーヒーセミナー。
テーマはフードペアリングである。
女性店員2人が講師役で、参加者は5人、そのうち1人は車椅子の男性であった。
そうそう、私はワインスクールでも、フードペアリングの講座を何度か受けたことがあるが、ワインと料理のペアリングは簡単な話ではない。
というより、ワインは料理と一緒に飲むものなので、ペアリングが最も重要である。
しかし、コーヒーのペアリングはどうなのだろう。
コーヒーでペアリングが問題となりそうなのは、パン、ケーキ、お菓子などである。
和食のごはんとは合わないし、洋食だと食後のコーヒーとなるので。
また、コーヒーは砂糖なしだと苦く、砂糖を入れればどんどん甘くすることができる。
むろんケーキもお菓子も甘いのであるから、コーヒーのフードペアリングという場合は、コーヒーをブラックで飲むことが前提となっているように思える。
しかし、私はコーヒーには必ず砂糖を入れる甘党なのである。
そのような人にとって、フードペアリングはどれほどの意味があるのだろう。




この時のセミナーでは、グアテマラアンティグア、エチオピア、スマトラの3種類のコーヒーをテイスティング。
続いて、どれがザッハトルテ(チョコレートケーキ)に合うかを話し合った。
しかし、このザッハトルテは、甘すぎてイマイチの味だった。
私が隣の女性にそのことをヒソヒソ話すと、彼女もほぼ同意した。

「このザッハトルテは甘すぎると思いません??」
「ええ、甘すぎます。」
「これならコーヒー豆の種類に関係なく、単に深煎りを選べばいいんじゃない??」
「そうですよね、参加しておいて今さらなんですが、コーヒーのペアリングなんてどれほどの意味があるのかしらね。」
「おや、あちらの車椅子の男性は何をしてもらっているのかな。」

車椅子の男性は手が不自由で、フォークを握れない。
店員の女性の介助でザッハトルテを食べさせてもらっていた。
ああ、これだ!!と思った。
私は、美女がそういうふうに食べさせてくれるなら、このザッハトルテも美味しいと思った。
しかし、アークヒルズのスターバックスに行き、Cさんにそれを頼んでも、Cさんではなく代打男のバリスタが出てきて隣に座り、私に食べさせようとすると、どのようなザッハトルテも苦い味になる。
ただ、今日のようなザッハトルテなら、もともと甘すぎるので男性のバリスタに食べさせてもらう方がちょうどよいかもしれない。