2020/12/29

国籍はく奪条項違憲訴訟(2)2020年年末報告会

国籍剥奪条項違憲訴訟



年末、国籍剥奪条項違憲訴訟の年末報告会があった。
この訴訟は、以前の記事で書いたように、私が個人的に少し支援している憲法訴訟である。

2020年3月5日に国籍法11条1項の違憲裁判の口頭弁論があり、関係者向けの報告会を初めて聞いた。
私はどういうわけか、この裁判の支援者なのである。
支援の理由は利害関係があるからではない。
また、必ずしも、けしからんとか、かわいそうとか、そういうことを思ったからでもない。
2019年当時、この裁判の原告たちが、キャンプファイヤーのウェブサイトで寄附を募っていたのだが、必要な金額の2~3割程度しか集まっていなかった。
私は募集記事をたまたま見かけたが、重要な憲法訴訟なのに資金不足では、、、と思って少しのお金を出したのだ。
そして募集の締切り直前に、クラシック音楽の師匠Iさんにもこの話をそれとなく伝えたが、その数日後、募集金額以上の資金が集まっていて、不思議なこともあるんだなあと思った。
さて、お金を出すとせっかくなので話も聞きたくなる。
話を聞くと続きが気になる。
事実は小説よりも奇なり、である。
ということで、この裁判に関わる私は、続きが気になる小説の読者のようなものである。
(2020/02/25「国籍はく奪条項違憲訴訟(1) これはいわゆる「レアケース」??)」

かれこれ3年近くかかり、2021年1月21日東京地裁で第一審判決が出る予定である。
なお、第一審というのは、格闘技でいうと第1ラウンドで、第2ラウンド、第3ラウンドもあると想定されている。

1ヶ月ほど前、私は原告代理人の先生の1人にメールをして、判決前に「まとめ」イベントをしてほしいとお願いした。
すぐ返事があり、12月27日にZoomで行われたのだが、1時間ほどの報告会で裁判の経緯の細かい説明があった。

勝っても負けても、被告(国)が控訴して最高裁までもつれる。
裁判が終わるまでまだまだ時間がかかる。
最終的に私たち原告が勝つ。

まあ、勝てると思うから裁判をするわけであるが、、、第一審判決はどうなるのだろうか(結果は原告の負けだった)。