テレビニュースなどを見ていると、最近は、芸能人による投資詐欺が話題のようだ。
こういうことがあるたびに、まじめにやっている投資関係者はトバッチリを受ける、誤解される、世間のイメージがダウンする。
困ったものである。
実をいうと、私は周囲の人から、親切でこう言われたことがあるのだ。
「先生、ここだけの話、投資講座なんか、やめたほうがいいですよ」
「ほう、どうして?(*'ω'*)」
「終活講座のほうが、あんみつ先生のイメージがいいからですよ」
「率直にいうと、投資講座の先生は、インチキ臭いですかね!?」
「そうそう、そういうこと!」
「・・・」
真面目で、人のいい受講生が私のためを思ってそう言うのだ。
私が業界人でないということを知っているので、ハッキリそう言うのだと思う。
う~ん、世間の目は、投資関係者に対して、実に厳しいのだなあ。。。
それなら、投資講座はイメージダウンになるので、私は素直にやめたほうがいいのだろうか。
今後は、何件かご依頼をいただいている終活等の講演講義を中心に、あるいは、ワイン講座なども企画しつつ、(投資講座により悪化したらしい??)私自身のイメージの回復を図るほうが賢明なのだろうか。
しかし、今日においては、郵便局でも投資信託等の推奨勧誘が問題となったり、FP(ファイナンシャルプランナー)も金融商品の販売に深く関与している。
もはや、投資関係者というとき、誰を指すのかよく分からない事態となっている。
ここで私は、楽天証券の研究所主任研究員で経済評論家としても有名な山崎元さんの著書を思い出す。
山崎さんは著書の中で、個人投資家に向けて、こう警告している。
投資の損の多くは人災である。
投資のことを語る人間は危険なので一切近付くべきではない。
その意味では、ネット証券(楽天証券)が最もイイ。
このような警告は、今後、ますます真実味現実味を帯びてくるのではないか。
だとすれば、業界人でない私が、どういう投資講座をするべきか、自ずと決まってこよう。
あんみつ先生の投資講座は、もしかするとKYな内容である。
そもそも受講者に金融商品の買いを推奨する内容ではない。
買う買わないを考えてもらうことが重要だからだ。
つまり、投資に関して自己決定に委ねるということだ。
次に、初心者にはいい話だけをする業界人が多いが、リスクマネジメントの話もきちんとしなくてはいけないと思う。
また、証券の価値に投資するといっても、投資はタイミングがとても重要。
そこで、金融商品の価格分析の方法(テクニカル分析)を、少しばかりお披露目する。
いつでもどこでも投資を推奨し、いい話だけをする、リスクがあると言いながらリスクマネジメントの話を避ける、暴落だって起きるのにタイミングは重要ではないという、それは説得力を欠くので、私の投資講座では採用いたしません。
「みなさん、株式を買いましょう。今が買い時です(=゚ω゚)ノ」
「これからインフレになります。株式でインフレ対策をしましょう!!」
「みなさんだけには、アナリストのわたくしの推奨銘柄を、特別に教えましょう♪♪」
これが典型的教科書的な投資講座。
もちろん私は私の投資講座のほうが、お気に入りである。
しかし、そもそも私の尊敬するセミナー講師Yさんのおすすめは、投資講座ではない。
実は終活講座のほうなのである。
Yさんは私に、これからは終活講座のほうが流行りそうな気がするのよね、というのだ。
何でかよく分からないのだが、女の第六感!?
Yさんがそう言うなら、私は当面、終活講座にシフトしていくと思う。
最後に。
相場には「Cash is King(最強の金融商品は現金である)」という格言がある。
そう、私のよく行くラーメン屋って、たいていはどこも現金払いだ。
ラーメン好きなら、Cash is Kingだ!!