2022/11/03

大澤巴瑠さんのゆるキャラみたいな絵の展示会

アメ横商店街


この日は少し早いが、うちのママ殿と一緒に年末の買い出しに行った。
お昼過ぎに家を出て上野駅へ。
広小路口から2人でぶらぶらと、アメ横のほうへ歩いた。
商店街は活気があって、たくさんの外国人を見かけた。
何軒かの店に立ち寄り、食料品や常備の調味料を買ってから上野松坂屋へ。

小一時間かけて、婦人服売場でママ殿の冬物の上着を選んだ。
その後は1階のお菓子売り場をのぞいたが、小川軒の名菓「レーズンウィッチ」があり、ママ殿が飛びつき買いをした。


上野松坂屋、上野広小路駅


小川軒のレーズンウィッチ


「レーズンウィッチ」って、有名だし、おいしいのよね!!とママ殿はご満悦の様子だ。
そういえば、食べた記憶がある。

その後もしばらくデパ地下を歩き、そろそろママ殿が、1人でぶらぶらしてから先に帰りたいといった。
ではここからは別行動。
私は上野広小路駅から銀座線で浅草へ。
浅草もアメ横同様、外国人が多くて活気があった。
私は、混雑する仲見世を避けて公園側から迂回し、浅草寺の境内に入った。


浅草寺境内


お参りの後、境内を散歩して東門を出た。
交差点で、人力車が着物姿のかわいらしい少女を乗せて信号待ちをしている。
その華やかな少女に惹かれたわけではないが、私は人力車のあとを追うようにして、狭い路地に入った。

それにしても、乗っている彼女の姿は優雅そのものだが、よく見ると絵になっていない。
人力車をひく初老の男性はきつそうで、車夫にしては筋肉がなく、細身にすぎる。
そこの雑居ビルの事務所でのんびり事務職をしているほうが似合っていると思った。
なかなか仕事を引退できない、何才まで働けばいいかも分からない、、、これからはそういうエンドレスの時代になるわけだが、その車夫の姿は未来の自分でもあり、決して他人事ではないのだ。

車夫は案内のため公園の脇で立ち止まり、私は人力車を追い抜いて馬道通りへ。
15分ほど歩き、目的地の雑居ビルに到着。
このビルの3階に、9月に新しくオープンしたばかりのWATOWA GALLERY(THE BOX TOKYO)があるのだが、実は私の本日の目的地はここなのである、、、でもどうやって入ればいいの??


WATOWAGALLERY、Theboxtokyo、浅草


私はまず、1階のカフェの店内をのぞいた。
ここからではないようだ、、、
とすると、あの狭くてボロっちい外階段から??
いや、さすがにあそこが入口では客人に失礼だ。
そうするとやっぱり、目の前の業務用エレベーターかな。
先ほど最初に乗ろうと思ったやつだ。
が、そのときはヘルメット着用のいかつい作業員たちが集団で乗っていたので、私は本能的に避けたのだが、、、消去法でこれしかなくなった。
業務用エレベーターって、ゴゴゴ~と音をたてて動くので、苦手なんだよなあ、、、
私は仕方なくエレベーターに乗り、、、3階に上がってみると、やっぱりこれが正解だった。

おお、すごい。
できたてのモダンなギャラリー!!

受付の若い男性に入館料500円を支払い、彼と話しながら作品を見て歩いた。
この日は、大澤巴瑠(Hal Osawa)さんという20代のアーティストの個展(Hal Osawa Solo Exhibition " ⌘C+⌘V ”)で、ゆるキャラみたいなユニークな絵の展示会であった。


大澤巴瑠(Hal Osawa)


大澤巴瑠(Hal Osawa)


大澤巴瑠(Hal Osawa)


大澤巴瑠(Hal Osawa)


大澤巴瑠(Hal Osawa)


ねこ、いぬ、ぶた、へび、ええと(*'ω'*)???

ぱっと見、単純で、子供が描いたもののようだが、これはコピー機を使った精巧なモダンアートなのである。
まず彼女の描いた原画がある~彼女は原画をコピー機の台に載せる~コピー機が始動し、複写される瞬間に、彼女が何かのテクニックを使って絵柄を歪ませる~すると、例えばこのような絵柄になってコピー機から出てくる~その後、彼女は歪んだ絵柄のほうをもとにして作品を描く~との説明を受けた。

実は去年冬、私はこの絵を渋谷西武の美術画廊で見たことがある。
やはり、彼女の作品はユニーク!!
しかし、このような絵を描く大澤さんとは、いったいどんな人なのか。

展示案内の冊子に大澤さんの写真がある。
おお、この方、かなりの美人である。
25才、クールビューティー、金髪で、昔の相川七瀬みたい(*'ω'*).......

「あのう、大澤さんの作品って、ズバリ、LOVE♥がありますよね!!」(と私)
「ですよね!!」
「愛に満ちていて美しい作品ばかりです。」
「そうそう。」
「例えば、あのブタの作品、、、あなた、あんな感じで女性を眺めてるんですよね??」
「違う違う、、、(;´・ω・)アセアセ」
「それにしても、大澤さんって、きりっとした美人ですね!!」
「ですよね!!」
「でも、絵はゆるキャラみたい。」
「ゆ、ゆるキャラ、、、」
「このギャップがあるところがいいなあ。」
「なるほど、そうですかね。実際、会って話すと、とてもおもしろい方ですよ。」
「へ~、実に興味深い。ゆるキャラみたいなお人柄とは( ゚Д゚)」
「さあ、ゆるキャラかどうか分かりませんけど、何と言えばいいのかな、、、よかったら、大澤さんが在廊している日に、見に来られてはどうです??」
「おお、それ、いいかも♪♪」
「ぜひぜひ、お待ちしてます^^」




ちなみに、最後の記念写真の作品はドラゴンである。
サンショウウオに見えるような気もするのだが。
あるいは、ドラゴンクエストのキュウリのモンスター「ぶっちズッキーニャ」が寝そべっているようにも見えた。