2024/12/21

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  • リラックスする犬
  • アリオ亀有、ラローズジャポネ、香取神社
  • アサヒスーパードライミュージアム忘年会ツアー
  • 東京會舘クッキングスクール×NINJAミキサー=フランス料理のタダ食い
  • アートホテル行(3)雅叙園百段階段

■執筆者
加藤光敏
詳しいプロフィールについては、KADOKAWAのウェブサイトをご覧ください。

■連絡先
会社のウェブサイトのContactよりお問い合わせいただけます。

2024/12/19

アートホテル行(3)雅叙園百段階段




私は、2021年8月1日、BNAWALL東京の展示会のことを思い出した。
実は、このときAさんは、亀有のラローズジャポネのカフェにいた。
友達と一緒にパーティーをしていたが、私に呼ばれ、三越前のBNAホテルまで、倉敷さんの壁画を見に来てくれたのだ。

そういえば、Aさん、いま、どうしているだろう?(*'ω'*)

私は、あの日以来、彼女とは約3年半、一度も会っていない。
3年半は、長い空白である。

私は、夜遅く、彼女にメッセージを送ってみた。
すると、彼女の返事は、以前と変わりなく、元気だった。
以前と同じようにワインの仕事をしており、以前と同じように忙しい。
日曜日以外、休みがとれないと愚痴っているのも同じだ。

雑談の後、いずれまた日曜日に、アートホテルの展示会(ホテル雅叙園百段階段)に行く約束をしたが、約束をすることは簡単である。
ただ、実現に関しては、3年半もたつと、その見込みが、あまりないような気がする。
彼女の返事も、どこかそっけなく、暗黙の社交辞令のようなものではないかと思えた。
私たちのスケジュール調整は、今後も、うまくいかないのかもしれない。

(2024/12/06「アリオ亀有、ラローズジャポネ、香取神社」より)




12月15日。
私は、ひとりで、ホテル雅叙園に行き、ギャラリー「百段階段」を見てきた。
キレイなホテルの正面玄関脇に、ギャラリーの受付がある。
エレベーターに乗って、3階に上がると、扉の向こうは旧雅叙園の建物になる。

最初、雅叙園はレストラン(日本料理と北京料理の料亭)として始まった。
披露宴の用途で利用されるようになると、総合結婚式場サービスに事業を拡大。
その後、さらに発展して、高級ホテル事業者となった。





百段階段の建物は、「料亭」の雅叙園である。
昭和の終わりまで使われていたが、いまは都の有形文化財となっている。
100段ある階段の途中に、いくつか踊り場があり、踊り場から宴会場の部屋に入れる。
要するに、階段状の料亭なのだが、各宴会場の襖、壁、天井などに、見事な絵が描かれている。

私が見ているとき、ガイド付きの鑑賞ツアーのグループがいた。
そばでガイドの話を聞いていると、今回の企画は「百段百景」という。
普段、ここはギャラリーで、現代アートなどが飾られるが、今回はあえて何も飾らず、百段階段そのものの見事な画を堪能する、ゼイタクな企画とのことである。













この部屋は例外で、現代アートが飾られていた。
一番左は、見覚えのある絵だった。

ひと目で分かった。
これは、加藤美紀さんの絵だ。
女性が素敵な着物を着ている。
彼女の絵は、百段階段に似合う画風で、実に華やかだ。

その後、再び階段を上がると、最上階に着いた。








最上階は、雅叙園の庭を見下ろせる展望部屋である。
昔の建物なので、たいして高くはなく、絶景を見下ろせるというわけではなかったが、百段階段を解剖した面白い現代アートが飾ってあった。

雅叙園を出た後は、スターバックスへ。
ダークモカチップフラペチーノと、ピザパンを食べた。
最近、スターバックスでは、この組み合わせばかり食べているが、結構、満腹になるのだ。





その後、私は、南青山へ。
国道246号線と骨董通りの交差点そばの「東京ウィメンズプラザ」に行った。

ここで、午後2時から昭和女子大学総長の坂東眞理子先生の出られる「リーダーシップ111設立30周年シンポジウム」というイベントがある。
私は、坂東先生のファンとしてシンポジウムに参加したのだが、一体どういう内容なのか。





ズバリ、ジェンダー平等の勉強会であった!

参加者は、ほぼ女性。。。
ただ、客席を見ると、男性も少数いた。

パネリストは4人。
坂東先生のほかは、歴史家で博物館館長の横山百合子教授、ゴールドマンサックス日本の副会長をしていたキャシー松井さん・・・そして、一番右は、テレビで何度か見たことのある能條桃子さんである。

リーダーシップ111」というのは、社会を変える女性リーダーたちのネットワークである。
そのミッションは女性活躍、女性差別撤廃。
案内チラシを見ると、1994年設立時のメンバーが載っている。
そこに坂東先生の名前もあるが、話を聞くと、坂東先生とは、日本のジェンダー平等における超重要人物だと分かった。

以下、簡潔に説明して終わりにする。

男女雇用機会均等法が制定されたのは、昭和バブルの1985年。
ときの労働局長赤松良子さん(のち文部大臣)は「均等法の母」とも呼ばれる。
昭和といえばバブル景気で非常に良い時代だったと思うかもしれないが、民間企業の女性たちの仕事は、雑務やお茶くみをすることなどで、男性のようには活躍できなかったのだ。
しかし、霞が関の官庁は、難関国家公務員試験とそれに基づく序列的なキャリア制度があるため、女性であっても男性のように活躍をする余地が大いにあった。
そこで、東京大学を卒業した坂東先生は、総務省のキャリア官僚になったが、男女雇用機会均等法を役所や民間企業などにPRし、周知徹底させる、ジェンダー平等を実行させる中心人物として活躍した。
つまり、今日の日本の女性の自由と権利は、赤松良子先生⇒坂東眞理子先生のラインで切り開かれたといえるのである!

2024/12/14

東京會舘クッキングスクール×NINJAミキサー=フランス料理のタダ食い

12月のある日、私は、東京會舘クッキングスクールに行ってきた。

東京會舘クッキングスクールは、お嬢様向け料理教室の元祖みたいなものだと思うが、現在は、ABCクッキングの系列となっている。
地下鉄の日比谷駅直結の国際ビルディングにあり、このブログでも何度か出てきたABCクッキング丸の内教室の向かいにある。

数年前、私は、ここでフランス料理を作ったことがあるが、それ以来だ。
今回もまたフランス料理を作るが、「NINJA」というミキサーの新ブランドのPRのために企画された料理教室である。
そのため、私たち参加者は、フランス料理を無料で学べる、食べられる。
要するに、フランス料理のタダ食い企画である。





先生は清藤洸希氏。
「枯巧(KOKYU)」というフレンチレストランを、押上で営んでいる。
この店は、ミシュラン東京にも選ばれている人気店だ。

メニューは、クワイを使った料理(前菜)、手間をかけて作った魚介メインのリゾット(メイン)、バナナとクリームチーズのアイス(デザート)の3品。

参加者は、ほぼ全員女だった。
男は私を入れて2人だけ。
もうひとりの男性は、離れたテーブルにいて、料理の腕は分からなかったが、ロン毛で、会社員風ではなかった。
何となく、彼には、料理がうまそうな、器用そうなフンイキがあった。
これに対し、私は、もともと不器用だし、こないだのパン企画で、久々に復帰したばかりのシロウトだ。

東京會舘クッキングスクールでは、ABCクッキングと違って、先生が多人数を相手に授業をする。
教壇にあたる先生用のキッチンがあって、先生はそこで、カメラに撮られながら、全員の前でお手本を見せる。
その後、生徒たちは、各テーブルに分かれて、作業をする。
1つのキッチンテーブルごとに、4人ひと組となる。











同じ組の3人の女性たちは、私の前で、手際よく、料理をしていった。
そこに、ABCクッキングのヘルプの先生が付き、私以外の4人の女性の料理の手さばきは、実に、お見事だった!

私は、彼女たちに向かって、「ハイ」「承知しました」「分かりました」などと言いながら、頼まれたことを指示通りにやるだけの指示待ち人間となった。

これだと私は実にラクちんだ。
だいたいのことは女の自由に任せる方が、うまくいくのだと思った。








できあがり。

リゾットは、主に海老とヒラメ、その他野菜などをミキサーで破砕し、フライパンで炒め、そこから裏漉しをしたが、この「漉す」という作業が非常に疲れた。
漉せば漉すほど、リゾットの汁は少なく、うすくなっていく。
なので、私の努力が報われていないような気がして、余計に疲れるのだが、このリゾット、家庭的な味で、非常においしかった。

帰りは、直結している隣の帝劇ビルから出た。
帝劇ビルの出口の脇に、出光美術館の展示会のポスターがある。
もうすぐ帝劇ビルは取り壊されるので、今回の「トプカプ宮殿」が帝劇ビル最後の展示会になるのだ。

そうだな、、、見納めで、記念に見ておこうかしら。




ウ~ン、、、やっぱり、やめよう。
いつもなら、見たいと思って入るのだが、この日は、料理の疲れと満腹感で、見たいと思わなかった。

それに、何か食べ足りていないと思ったのだ。
この次に行くべきは、美術館やギャラリーではなく、、、

では、何が足りないのだろう?




ズバリ、チョコレート!

先ほどのフランス料理の3皿は、最後にデザートが出たが、砂糖が入っておらず、バナナのほんのりとした甘みだけだった。
リゾットも、クアイも、甘くはなかったので、自分で最後にチョコレートを食べ、ホッとしたくなった。
すると、タイミングよく、15時ちょうどに、クレジットカードの更新特典で、スターバックスのeチケットがメールで送られてきた。

私は、駅の改札を出ると、スターバックスへ直行したのだった。




最後に。

料理のときは、もちろん、NINJAのミキサーを使った。
大きいのと小さいのがあり、小さいのはコードレスで、静かで、ワンタッチ。
これは、確かに使いやすい。
しかも、アメリカで人気ナンバーワンのミキサーというだけあり、パワフルだ。
アメリカ人は、このミキサーで、アーモンドを砕いて料理に使うという。

ちなみに、NINJAミキサーを展開する会社は、「シャークニンジャ株式会社」という外資系家電メーカーである。

「シャークニンジャはアメリカのボストン郊外に本社を置く家庭用フロアケア、そしてキッチン家電を開発し提供するリーディングカンパニーです。 SharkはアメリカでシェアNo.1※1の掃除機ブランド。またNinja(ニンジャ)も、アメリカでシェアNo.1※2の小型キッチン家電ブランドです」(上記ホームページより)

2024/12/10

アサヒスーパードライミュージアム忘年会ツアー













忘年会企画で、アサヒスーパードライミュージアムに行ってきた。


ブースに、国際ジャーナリストで作家の落合信彦氏の写真がある。

元アサヒビールの重鎮H氏が教えてくれた。

「落合さんは、スーパードライのCMで一躍有名になったんです!」

2024/12/06

アリオ亀有、ラローズジャポネ、香取神社





本日の手捏ねパン教室は「なると金時のオータムブレッド」、その参加費は、たった550円である。
普通に考えると、ABCクッキングは、やればやるほど赤字となるが、パンの授業というのは、発酵の時間と、焼く時間が、非常に長い。
その間、私たち参加者は、先生から、ABCクッキングの新コースなど様々な勧誘を受ける。
そのため、参加費を安くしてもらえるという仕組みである。

11月のある日、私は、アリオ亀有のABCクッキングで、「なると金時のオータムブレッド」を作った。
ABCクッキングに来たのは約半年ぶり、パン教室はもっと前・・・恐らく1年以上前だと思う。
そのため、パン生地を捏ねるとき、チョット戸惑ってしまったが、何とか無事完成した。





料理教室の帰りは、ラローズジャポネ(La Rose des Japonais)を覗いた。
ラローズジャポネは、アリオ亀有の近くにある人気洋菓子店である。
アリオ亀有を出て、環七(環状七号線)の交差点を渡ると、向かい側の香取神社の隣に店舗がある。
直訳すると、ラローズジャポネとは、日本の薔薇という意味である。

私は、滅多に亀有に来ないので、話題の店のケーキを、おみやげに買って帰ろうと思っていた。
が、店内から店外まで、ずらっと行列ができているではないか!
これだと、かなり時間がかかりそうだった。

私は、買うのを諦め、隣接する香取神社の方へ歩いた。
閑散とした境内を散歩しながら、スマホのメールをチェックした。





私は、境内のはずれまで歩き、立ち止まり、振り返った。
子供たちが数人でサッカーをして遊んでいる。
その光景を見て、やけに懐かしく感じていると、仕事のメールが来た。
私は、その対応のため、別のカフェに入った。

約1時間後、店を出たときには、外はもう暗くなっていた。
私は、亀有駅に向かって、歩きながら考えた。

アリオ亀有、ラローズジャポネ、香取神社・・・と移動してきたが、アリオ亀有が最も混んでいた。
混んでいるところは、人間の欲求をみたすところだ。
しかし、競争が激しいし、疲れるし、居心地が悪いと感じることがある。
これに対し、神社は閑散としており、穏やかである。
競争が少なく、居心地もいいが、そのような場所は、基本的に、人間の欲求をみたすところではないだろう。
貧しくて何もない、非常に退屈な平和があるだけではないだろうか。

亀有駅前に着いた。
おや、駅前に、お馴染みの「こち亀」の記念スポットがある!




破天荒な両津勘吉が、もし現在の日本で警察官をしていたら、とっくに逮捕されているか、懲戒免職になっていそうだ。

さて、ここからは話題が大きく変わる。

ラローズジャポネというと、ふと思い出したことがある。
久しく会っていない、ワイン友達のAさんのことだ。

以下、2021/03/22「勝利の女神とともに」より。

ちなみに、Aさんは都内の小さなワイン輸入会社のインポートマネージャーをしている。
ふだんから買付けでヨーロッパ各国を回ったりして多忙のようだが、非常に勉強熱心な女性で、この日は政治の勉強会に出るというのだ。
その話も少し聞いたが、私は政治にはまったく興味がない。

ワインの会社のメンバーは彼女以外全員男性だという。
彼女は役員ではないが、もし彼女がいなければこの会社はワインの輸入手続もまともにできない、といっていた。

なるほど、女性のAさんこそが、実質的には会社の中心なのである。
Aさんって男勝りだな、社長をすればいいのに、と私は思った。
そして、ワイン友達の間では意外と聞かないのだが、毎晩の飲酒量のことを聞いてみるとAさんの口から驚くべき答えが。。。(*'ω'*)

「Aさんって、毎晩どれくらい飲むんですか?」
「そうね、昨日は仕事帰りに友達と飲んだんだけど、私ひとりでワインボトル〇本はあけたわ」

グラス1杯で酔いの回る私には、彼女は別世界の人のようである。




続いて、2021/09/03「願望、はじめのうちは難しそうですが、のちにかないます」より。

その後は1階のラウンジに戻り、しばらく壁画以外の作品も見て回った。
その後、私たちはカウンター席でコーヒーを飲みながら1時間ほど雑談をしたが、終始なごやかな会話だったように思う。

6時過ぎ、私はワイン友達Aさんを三越前駅まで迎えにいった。
彼女は私と一緒に倉敷さんの壁画を見る予定だったが、仕事の都合で遅くなり、日が暮れたので駅まで迎えに行った。
到着するなりAさんはのどが渇いたといい、私たちはお酒を注文し、眺めの良いテーブル席に座った。
その後、客対応の終わった倉敷さんもこちらへ来て、今度は3人で話すことになった。
このときの雑談は1時間以上に及んだが、そのほとんどの時間、私は彼女の熱心な話(自分語り)を聞いていただけだった。





私は、2021年8月1日、BNAWALL東京の展示会のことを思い出した。
実は、このときAさんは、亀有のラローズジャポネのカフェにいた。
友達と一緒にパーティーをしていたが、私に呼ばれ、三越前のBNAホテルまで、倉敷さんの壁画を見に来てくれたのだ。

そういえば、Aさん、いま、どうしているだろう?(*'ω'*)

私は、あの日以来、彼女とは約3年半、一度も会っていない。
3年半は、長い空白である。

私は、夜遅く、彼女にメッセージを送ってみた。
すると、彼女の返事は、以前と変わりなく、元気だった。
以前と同じようにワインの仕事をしており、以前と同じように忙しい。
日曜日以外、休みがとれないと愚痴っているのも同じだ。

雑談の後、いずれまた日曜日に、アートホテルの展示会(ホテル雅叙園百段階段)に行く約束をしたが、約束をすることは簡単である。
ただ、実現に関しては、3年半もたつと、その見込みが、あまりないような気がする。
彼女の返事も、どこかそっけなく、暗黙の社交辞令のようなものではないかと思えた。
私たちのスケジュール調整は、今後も、うまくいかないのかもしれない。

2024/12/03

リラックスする犬







姪っ子たちが、久しぶりに、犬を連れて泊まりにきた。


私が帰ると、姪っ子の犬は、リビングのソファーで、リラックスして寝ていた。

以前飼っていた犬も、このソファーで、まったく同じポーズをして寝ていたのを思い出した!


人間と同じで、肢を伸ばすと、とても気持ちイイのだろう。

2024/12/02

わたしのInner Landscapes



福徳神社は、三越前駅のコレド室町の脇にある。
私のブログ記事に何度も出てきているが、実際、行ったことのある読者も多いかもしれない。
私は、ここで、おみくじを引き、自分の運勢を占ったりするが、最近の福徳神社は、やけに混雑している。

以前なら、並ぶこともなく境内に入れた。
すぐにお参りができたし、おみくじも引けた。
しかし、この日も、参拝客は列をなしており、私は、お参りを諦めた。




一体、何があったのだろう(*'ω'*)?
誰かがここでお祈りをして、1億円のジャンボ宝くじでも当てて、クチコミが広まったのかしら!?

これでは、三越前駅の乗り換えのとき、気軽にお詣りができなくなったなあ、、、

私は、地下への階段をおりて、三越前駅に戻った。
銀座線に乗り、銀座駅へ。

4丁目交差点のビルの6階のソニーギャラリーへ。
山口晴久氏の写真展「Inner Landscapes・記憶の再構築」を見ることにした。
Inner Landscapesとは、単に訳すと、内面の景色ということであるが、この写真展、非常に良かった。








写真の白いドレスの美女が気になる。
背後に大木がある。
彼女は、木の妖精だろうか?

私が立って写真を眺めていると、奥の部屋の扉から、若い女性のスタッフが出てきた。
彼女は、濃紺のワンピース姿だが、髪型と顔つきが、写真の美女に似ている。
彼女がこちらに近付いてきたので、私は、モデルさんですか、と聞こうと思った。
が、やっぱり余計なことは聞かない方がいい。
私は、黙って写真を眺め、すれ違った。

記憶の再構築の作業か。。。

それは恐らく、写真家の山口氏が、どこかの森の中で、大木と出会い、彼の記憶の中にあった白いドレスの美女を想い起こした、ということだと思う。

ウ~ン、白いドレスの美女ねえ(*'ω'*)




夕方、私は、銀座から南青山へ。

表参道駅から国道246号線を歩いて、パソナの本社ビルに行った。
休日なので、正面玄関は閉まっている。
しかし、大きなクリスマスツリーが飾ってあり、記念写真を撮る人たちが、何人もいた。

もうすぐ、クリスマスだ(*'ω'*)ブツブツ...

これから、最上階のパーティールームで、アメリカのマスターソムリエ協会(リンク)のイベントがある。
会場に入ると、早く着きすぎで、スタッフたちは、まだ準備中だった。
私は、フロアのはじっこの方へ行き、東京の夜景を眺めながら、開始を待った。
ビルから見える東京の夜景は、文句なしに美しい。






スタッフのひとりを捕まえて話を聞いた。
すると、昼間に、キャプランワインアカデミーの教室の方で、マスターソムリエの研修があり、夜は、資格バッジの授与式と、新規向けの説明会があるとのことだった。

たった今来たばかりで、研修のことも知らなかった。
そもそもマスターソムリエとは何なのかもよく分かっていないのだ。
他の参加者に話を聞くと、どうやら、アメリカで新しく設立された団体の付与するワインの認定資格のようだ。
先ほど、会場に入ってきた数人の外国人たちが、マスターソムリエ協会のボードメンバーだという。




バッジの授与式と説明会が始まった。
私たちは、ワインを飲みながら、リラックスムード。
会場の参加者は50名以上いたが、キャプランのWSET受験生時代の知り合いは、見当たらなかった。

つい先日、ボジョレーヌーボーで、盛り上がったばかりだが、今回は、マスターソムリエ協会のボードメンバーたちの用意した、多種多様なワインを飲んだ。

私は、飲み過ぎて、酔っ払った。









後半は、マスターソムリエの資格の案内があった。
ただ、私は、ワインに関しては、イギリスのWSET3(Wine and Spirit Education Trust Award in Wines Lv3)のみで十分だと思っている。

帰り道は、参加者3人で、大通りを歩いて帰った。
1人は原宿駅へ、もう1人は私と一緒に歩き、外苑前駅で別れた。
私は、浅草方面の銀座線に乗り、上野まで行き、常磐線に乗り換えた。

電車内では、少し寝てしまったが、その間、私は、白いドレスの美女の夢を見ていた。。。

2024/11/29

もうすぐ、クリスマスだ(*'ω'*)










この日、私は、日本橋のホテルのカフェで、原稿の最終確認を終えた。

これで、ひとまず安堵。


後日、担当者から、修正点の反映された完成原稿が届いた。


もうこれ以上は直せない。

私は、ほとんど読まず、完成原稿を書棚にしまった。


もうすぐ、クリスマスだ(*'ω'*)

2024/11/25

終活講座の秋




先月。
アークヒルズのスターバックスで、軽食をとっていると、電話がかかってきた。
日本実業出版社の担当編集者からで、拙著「ふと終活のことを考えたら最初に読む本」の一部を、大手金融機関の会報誌に載せてもらえるとの連絡であった。

「へえ、そういう場合、著作権者は、臨時収入をもらえるんですね」
「そうですね。著作権の使用料になります」
「私、ラッキーじゃないですか」
「ええ、ラッキーなんですけど、、、会報誌の制作会社から、ゲラが送られてくるので、あとで見てくれますか」
「分かりました。しっかりチェックしないといけませんね」
「よろしくお願いします」
「しかし、、、」
「しかし何です?」
「まあ、何と言いましょうか、私の終活本から転載するなんて、どこが良かったんでしょうね」
「ん~と、、、内容はもちろんですが、実は、この本のイラストも、良かったみたいですよ」
「なるほど。イラストは、私もお気に入りです」




その後、私は渋谷へ。
ヒカリエの8階のアートセンターで、「超福祉の学校」というエキシビションを見た。

待ち合わせまでの時間潰しに覗いたが、スタッフの女性と、30分ほど話し込んだ。
名刺をもらうと、彼女はFさんといって、ピープルデザイン研究所というNPO法人の理事であった。

ピープルデザイン?・・・何をやってる研究所だろう?




ピープルデザイン研究所は、主に障害者支援事業をしていて、Fさんは、バリアフリー図書の普及活動をしているという。
バリアフリー図書という言葉、初耳の人も多いと思うが、その典型例は点字の本である。
他にも、障害の内容に応じ様々な本が用意されており、アート作品のようにおしゃれな本が多かった。
ただ、このような本は需要も限られており、値段がやはり高額になるので、なかなか買ってくれるところがないそうだ。

私は、この展示会でバリアフリー図書のことを初めて知ったが、後日、図書館勤務のNさんに聞いてみると、彼女も知らなかった。
障害者が本を気軽に読めるように、今後、公共の図書館などに普及するといいのだが。








さて。
記事の後半は、この秋の終活の講演会について、まとめて書いてみたい。

まず、9月12日。
暑い日の午後、私は、柏市の山あいの公民館で、終活講座をやってきた。
柏市社会福祉協議会からの依頼で、エンディングノートの解説をした。

その後、9月30日には、例のウェルネスプラザ取手で、終活講座をやった。
こちらは自主企画で、告知もほとんどしておらず、参加者は10名だった。








翌10月19日は、つくば市役所の会議室で、障害者向けの終活講座をやってきた。

障害者自身が高齢になったときのための終活はもちろん重要だが、そのほかに、障害者の親のための終活も重要な問題である。
後者の終活も、ちゃんとやっておいた方がいい。
親の財産をめぐり、遺族間で相続争いとなったとき、障害者の子供が巻き込まれたりすると困るからだ。

この日の講座では、障害者の親御さんのご参加も多く、後者の方も話した。





手前みそだが、つくば市役所でのこの講演は、大好評だった。

回収したアンケート用紙をぱらぱらと見ると、ほとんどが、非常に良いか、良いと回答していた。
だいたい、参加者の8~9割くらいと思われる。
定員60人の会議室は満席だったし、主催者からは、地元の洋菓子店の詰め合わせをいただいた。

これは、ずいぶん豪華なハコだが、ハロウィン仕様だろうか(*'ω'*)




他方、9月の柏市の終活講座の方では、後日、社会福祉協議会からアンケートの集計結果が届いたので、チョットそれを公開しておこう。
意外と私の講演会は、高齢者障害者が受講生で、難解な法律の話のわりに、分かりやすいようだ。

9月12日(木)「わたしの望みノート」書き方講座アンケート調査結果
参加者16名
回答者15名
(Q)
講義内容はどうだったか?
(A)
よく分かった  5名
分かった    9名
分からなかった 1名