2025/02/14

青山骨董通り散歩




南青山の渋谷寄りに、骨董通りというのがある。
12月15日、表参道駅から、国道246号線を渋谷方面に歩き、その向こう側の東京ウィメンズプラザで、坂東眞理子先生の出られる女性活躍のシンポジウムに参加した。
その様子は、以前の記事(2024/12/19「アートホテル行(3)雅叙園百段階段」)に書いたとおりである。

東京ウィメンズプラザの手前に大きな交差点(南青山5丁目)がある。
ここは、国道246号線と骨董通りの交わる場所で、スターバックスがある。
10月のある日、私は、骨董通りの周辺の会社と、仕事のアポがあったのだが、早めに着いたので、スターバックスで休んだ。








店内は狭く、混雑しており、若い女性客が多かった。
大きなテーブル席に相席で座ると、私の向かいの3人は、すべて、おしゃれをした可愛らしい女性だった。
以前、ネイルサロンの社長に連れていってもらったことがあるマッチング居酒屋にいるような気分になったが、これから仕事の準備をしなくてはいけない。
私は、かばんから、書類を取り出し、しばらく読んだり、メモをしたりした。

そのうち、女性店員が店内を回り、キャラメルホイップのミニカップ(サンプル)を配り始めた。
私は、それをひとつ受け取ったが、ダークモカチップと違い、とても甘かった。





約1時間後、私は店を出て、目的地に向かい、骨董通りを歩いた。
先方から送られた案内を見ると、骨董通りから狭い路地に入るとある。
青山界隈は、表通りは商業施設だが、路地の方は高級住宅街である。

路地をしばらく歩き、私が行き着いた場所には、モダンな一戸建ての建物があった。
これから仕事の話をするのに意外だった。
エントランスには、大きな壁画のような現代アートが飾られており、私は、その絵の前で、社長秘書に電話をかけた。
到着を伝えると、「今からそちらに行きます」と返事があり、エントランスで10分ほど待つと、彼女がやって来た。
私は、彼女に案内されて、エレベーターに乗った。

エレベーターの扉が開くと、そこは全体的に薄暗い空間で、広く静まり返っていた。
一歩踏み出すと、私の革靴の靴音が響き、私の緊張感が増した。
まもなく、入口脇の薄暗い部屋から、黒服の女性が私たちを出迎えた。
彼女の背後、薄暗い部屋の奥に背の高い黒服の男性が見える。

どうやら、ここは、サロン(?)のようだ。

黒服の女性から、「奥の部屋へどうぞ」と言われた。
ガラス張りの応接室に入ると、女性秘書は私に「仕事場に戻ります」といって、姿を消した。
彼女は、エレベーターのなかで、「自分は滅多に入れない場所」と言っていたが、確かに、ここは特別な空間のようだ。
私のいるこの応接にも、背後に現代アートが飾られていて、挑発的な現代詩が書かれていた。
これから仕事の話をするので、私は前を向いていて、ほとんど見ることもなかったが。

私は、スマホで新着メールを読んだりして、相手の到着をしばらく待った。
その後については、仕事のことなので、秘密である(*'ω'*)