先月。
アークヒルズのスターバックスで、軽食をとっていると、電話がかかってきた。
日本実業出版社の担当編集者からで、拙著「ふと終活のことを考えたら最初に読む本」の一部を、大手金融機関の会報誌に載せてもらえるとの連絡であった(※2025/1/7追記:みずほ信託銀行の顧客向け情報冊子2024年冬号)。
「へえ、そういう場合、著作権者は、臨時収入をもらえるんですね」
「そうですね。著作権の使用料になります」
「私、ラッキーじゃないですか」
「ええ、ラッキーなんですけど、、、会報誌の制作会社から、ゲラが送られてくるので、あとで見てくれますか」
「分かりました。しっかりチェックしないといけませんね」
「よろしくお願いします」
「しかし、、、」
「しかし何です?」
「まあ、何と言いましょうか、私の終活本から転載するなんて、どこが良かったんでしょうね」
「ん~と、、、内容はもちろんですが、実は、この本のイラストも、良かったみたいですよ」
「なるほど。イラストは、私もお気に入りです」
(以上、2024/11/25「終活講座の秋」より)
以上は去年の話。
無事、年が明けて仕事始めになった。
1月6日。
私は、年初の挨拶などをするため、朝から都内へ。
途中、スマホの充電のため、上野のスターバックスに寄り道をした。
すると、途中、みずほ信託銀行(上野支店)を見つけた。
実は、みずほ信託銀行の会報誌のサンプルは、制作会社から私の手元にまだ届いておらず、私は実物を見ていなかった。
編集者から、早ければ年末に送ります、といわれていたが、この時期はどこも忙しい。
ということで、私は、たまたま見つけた店舗に乗り込んで、現物を自ら確認しに行った。
そもそも、巷でよく見かける「みずほ銀行」と「みずほ信託銀行」は、別モノである。
みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行などは、「商業銀行(日本では普通銀行)」というものである。
商業銀行は、①私たちから預金を集める、②集めたお金を商売人などに貸して運用する、③その利ザヤで儲ける、ということをしている。
これが伝統的な銀行のスタイルで、私たちは商業銀行を単に銀行と呼ぶ。
これに対し、信託銀行は、主に信託業務をしており、商業銀行とは儲け方が異なる。
信託銀行の主な客は、金銭以外に不動産や有価証券など様々な資産を有しており、信託銀行は、それらを自己名義で預かり、利活用などをして、手数料で儲ける。
みずほ信託銀行上野支店は、ビルの3階にあった。
男性行員に事情を話すと、店舗には置いていないということだった。
みずほ信託銀行は、「あんしん信託」という信託サービスを展開しているが、その顧客(契約者)向け情報冊子(2024年冬号)に掲載されているからだ。
すでに、新年早々、郵送で顧客の手元に届いているようだ。
(*'ω'*)////アザッス.....
なお、情報冊子の実物は、まもなく私の手元に届いた。
担当編集者は気が利いていて、私の分と、ママ殿の分の2冊、入っていた。
ただ、本のなかみと同様、コンテンツをここで公開することはできない。
午後3時過ぎ。
そのほかの用事も済み、私は日本橋高島屋へ。
お昼がまだなので、新館の成城石井に向かった。
弁当を買おうと思ったが、結局、成城石井のそばの「妻家房」に興味を持った。
イートインの入口のメニュー写真がおいしそうなので、ここで食べることにした。
私は、キムチはよく食べるが、韓国料理そのものは、ほとんど食べない。
この日は、辛いものが食べたかったので、辛そうなメニューを選んだ。しかし、これが、私にとっては、かなり辛かった。
私たちは、非常に甘いものを一生懸命食べるということはしないと思う。
だが、非常に辛いものだと、ムキになって、食べるのではないだろうか。
体力と気力を使って食べるので、これは、ある意味、格闘技のようなものだ。
私は、汗だくになりながら、30分ほどかけて、食べきった。
もちろん、おいしかったのだが、店を出た私は、早く家に帰りたくなった。
「妻家房」は、全国展開している韓国料理店で、結構、有名だと思う。
サイカボウと読むのだが、私は、ここに入るのは2回目だ。
写真フォルダを見ると、前回の初入店は、2018年2月だった。
六本木で、カジュアルなワイン会に参加したとき、知り合った女性に誘われて、初めて食べた。
しかし、このとき食べたものは、そこまで辛くなかった気がする。
彼女とは何度か食事をしただけだったが、当時の彼女は、私がこのように法律の本を書いたり、マジメな仕事をするとは思わなかっただろう。
私自身も、そうなるとは思っていなかった。
人の将来とは、実に分からないものだ。
それは、大きな可能性があるということと同時に、一寸先は闇ということでもある。
だから、いつどこで何があるか、気を付けなくてはいけない。
また、良いことがあっても、喜んでばかりはいられないのである。