2025年3月7日。
私は、マスクをして、朝早く、家を出たが、花粉は、あまり飛んでいないようだった。
しかし、この日は、2月のなかばのような寒さで、マスクを外す気にはなれなかった。
私は、常磐線の上野東京ラインの特別快速に乗った。
途中、京浜東北線に乗り換え、12時近くには、横浜桜木町駅に到着。
ランドマークタワーの高層ビルに入った。
本日の目的地は、テックハブヨコハマ(TECH HUB YOKOHAMA)である。
ただ、ランドマークタワーのビル内にあるのかと思ったら、そうではなかった。
Googleマップで調べると、敷地内の一角にある低層の建物だった。

テックハブヨコハマは、横浜市が支援する起業家向けの施設である。
カフェ、コワーキング、フリースペースなどがある。
私は、受付を済ませ、フリースペースに入った。
私は、ここで午後から開催される、ディープテックフォーラム横浜に参加するため、2時間以上かけて、はるばる来たのだ。
主催者は、株式会社モノヅクリベンチャーズ(Monozukuri Ventures)。
京都に本社を置く、実力派ベンチャーキャピタルで、ディープテックのハードウェアビジネスに投資をしている。
ただし、投資先は、日本ではなく、アメリカで、日本では、大手企業の新規事業開発支援などを手がけている。

(モノヅクリベンチャーズ社外取締役・立命館アジア太平洋大学国際経営学部准教授牧野恵美氏×エネルギー政策・開発戦略アドバイザーChristopher Romans氏)
(モノヅクリベンチャーズ代表取締役CEO牧野成将氏)
代表取締役CEOの牧野成将氏と私は、おととし、友人の紹介で、知り合った。
代表取締役CEOの牧野成将氏と私は、おととし、友人の紹介で、知り合った。
メールでは、やりとりをしていたが、モノヅクリベンチャーズの本社は関西にあるため、関東では、なかなか活動の機会がないといっていた。
しかし、関東圏で、このようなフォーラムを開催することになり、ご招待いただいた、というのが経緯である。
夕方、講演やトークが全て終わり、交流会が始まった。
牧野さんと話した後は、参加者たちと名刺交換をした。
様々な業種の人が来ていて、非常に面白かった。
なお、講演やトークの内容については、モノヅクリベンチャーズのウェブサイトのイベントレポートを参照していただきたい(リンク)。


会場には、もちろん、VCの関係者が多く来ていた。
VCは、投資をするため、まず、リサーチをする必要がある。
なので、自前でアナリストを擁しているところが、多いようだ。
私は、何人かの著名アナリストと知り合うことができた。
私は、彼らに、「司法書士」の名刺を差し出す。
名刺の裏には、「ふと終活のことを考えたら最初に読む本」の紹介が載っている。
私は、名刺の裏を見てくださいと言い、拙著のPRをする。
そうすると、私より年上の人は、終活に興味を示してくれる。
しかし、私は最後に、こう付け加えるのだ。
私はもうすぐ「アナリスト」として新作を出します、と。
これには、名刺交換の相手は首を傾げるが、私が説明をすると、面白そうだ、と言ってくれた。
交流会は、6時過ぎに終わった。
会場を出た私は、スマホの充電をするため、ランドマークタワーのスターバックスへ。
店内は、都内のスターバックスとは違い、広々としており、居心地がとても良かった。
私は、パッションティーを注文し、カウンター席に座った。
今日の登壇者の話をノートにまとめながら、ノートのほか、何冊かの資料も広げた。
横浜のこの辺りの地区は、テレワークに良い所だと思う。
こうして、カフェに来れば、テーブル席もカウンター席も、一定数、空席があるだろう。
各席の間にはスペースの余裕があり、パソコンや書籍なども広げられる。
起業家は、レンタルオフィスを借りるとき、バーチャルオフィスや住所借りだけで十分で、賃料の節約ができそうだ。
もっとも、多少狭くても、レンタルオフィスの共有スペースや、デスクを間借りして仕事をするメリットもあるだろう。
起業家向けのレンタルオフィスには多くの起業家、支援者、投資家などが出入りしており、彼らとの交流の機会が得られるからだ。
先ほどのテックハブ横浜にも、そのようなスペースがあり、起業家のチラシや名刺の置き場所があったり、壁に交流会の張り紙がしてあった。

充電が完了し、9時近くに、私は、スターバックスを出た。
みなとみらいの夜景はキレイだったが、凍えるような寒さだ。
駅に向かって歩くと、海沿いの道で、海風が強く吹いてきて、私の顔を直撃した。
駅前の交差点で信号待ちをしている間は、とくに寒かった。
桜木町駅に着いたときは、すっかり体が冷えてしまった。
京浜東北線に乗り、品川駅へ。
エキュート品川で、あたたかいものを食べようと思ったが、会社帰りのサラリーマンで、どの店も混雑している。
私は、階段をおりて、駅のホームで、上野東京ラインを待った。
すぐそこに自販機がある。
私は、自販機を眺め、温かいコーンポタージュが飲みたくなった。
しかし、よく見ると、ポタージュだけ、売り切れているではないかあ~。。。
短絡的な行動パターンなのだろうか!(*'ω'*)
私は、駅のホームをしばらく、ほっつき歩いた。
すると、もうひとつ、自販機があった。
こちらには、別メーカーのコーンポタージュがあったので、すぐ買ったが、缶を取り出すと、なまぬるかった。。。
私は、ポタージュの缶を取り出して、ひとり、苦笑いをしてしまった。
実は、自販機のボタンを押す直前、そんな予感がしたのだ。
仕方がない、、、家に帰って、熱くしてから飲もう。

家に帰ったのは、11時頃だった。
ママ殿は、まだ起きていて、リビングのコタツで、テレビのニュースを見ていたが、私が帰ると、すぐご飯の支度を始めた。
私は、ママ殿に、今日あったことを話した。
カバンの荷物の中から、コーンポタージュの缶を取り出し、そのことも話した。
すると、ママ殿は笑って、懐かしいから、その缶を見せてほしいという。
私は、伊藤園と書かれたポタージュの小さな缶を渡した。
すると、ママ殿は少し考え込んで、これは災害時の保存食にちょうどいいので、預かります、と言われてしまった。
ウ~ン、、、意外な展開!
あっためて、飲みたかったのに~(*'ω'*)
しかし、コーンポタージュは取り上げられてしまったものの、出てきた晩ごはんは、焼き立てのハンバーグと、熱い豚汁だった。
伊藤園のコーンポタージュは、また今度にしよう♪